2013年2月27日水曜日

AFアダプター四号機

弐号機改で実用化も実現して味を占めたのとAFアダプター製作自体が面白くなってきたのもあり四号機も製作してみました。
ちなみに参号機はまだ内径拡大作業中なので未完成です。

四号機開発にあたってのコンセプトはズバリ
「アダプター自体の軽量コンパクト化」
です。
このコンセプトを元にジャンクレンズ仕入れてきました。

今回のベースはコレ
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
MINOLTA AF ZOOM 28-80mm MACROってレンズです。


弐号機改と比べ少し細いのでコンパクトに出来そう。
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
※理想はミニボーグ鏡筒と同径くらいの太さに収めたいところですがそんなジャンクレンズ無さそうです。
ただ特筆すべきはその軽さで、
全てにわたって造りがチープなのでとても軽いです。
そして軽さがチープさに更に拍車をかけてます。
卵が先か?鶏が先か?ですね(^_^;)
現行品で例えるならペンタックスQのレンズをそのまま大きくした感じです。
※分かる人にはそのチープさの度合いが伝わるでしょう。

AF機能の作動チェックの為37に付けてみる。
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
弐号機改のベースレンズをも軽く凌駕する凄まじい不細工さです。
オマケにチープ。
それにしてもヒドイなぁ〜コレ(笑)


。。。。。。



AF作動は問題なしでした(忘)

いよいよ全玉抜き作業へと移ります。
レンズバラシもだいぶ慣れてきたので、
分解もスムーズに。。。
と思いきや速攻で配線を切ってしまいそうになりました。(汗)
このレンズは配線の取り回しが少し複雑でマウントを外すのに手間取りました。
※分かっていればそれも簡単
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
マウントさえ取れてしまえば中身の造りまでチープ(笑)

あまりのチープな構造にもしやと思いラジオペンチで絞りユニットをグリグリやってみると
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
と、取れちゃった(^_^;)

強引にイケそうなのであとはもぅワイルドに
「中玉や絞りユニットをゴッソリ引き抜いてやったゼィ〜」
01STANDARD PRIME+PENTAX Q

そして前玉に後玉については
「叩き割ってやったゼィ〜!」
※後から分かりましたが前玉はレンズ前のリングを回せば簡単に取れる構造でした。
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
あれ?もぅ終わり?

あとはマウント部分を取り付けて終了♪
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
ピントリングもズームリングも外す必要が無かったので全玉抜き作業にかかった時間は30分ちょっと、、、
しかも構造がシンプル故に内径も広くこれ以上拡げる必要も無さそうです。

ホント弐号機改での苦労はなんだったんでしょう(^_^;)

01STANDARD PRIME+PENTAX Q
ボーグ鏡筒への接続についてはこのM68.8→65ΦAD【7865】がばっちり使えます。

レンズに【7865】を装着したところ
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
弐号機改に比べて軽量コンパクトにできました。
※写真は仮止めなので3本あるボルトで締め付けて固定してますが軽いカメラならこれでも問題なさそうですがキッチリ接着した方が良いでしょう。

80mm鏡筒に接続
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
【7865】は80mm鏡筒のドローチューブに直接接続出来きるので入手しにくい遊馬製 特注リングも必要無ありません。

四号機での77EDⅡ(AF仕様)完成図
01STANDARD PRIME+PENTAX Q
ドローチューブに直接接続した事で弐号機改より短くなった光路長を鏡筒前方で調節する必要があります。
ドローチューブ以降の光路長短縮、軽量化からドローチューブの操作性向上&タワミ対策にも効果があります。

軽量さ、ドローチューブのタワミ対策、純正パーツのみで製作可能、玉抜きの簡単さなどのメリットからAFアダプター自作に
このレンズ(MINOLTA AF ZOOM 28-80mm MACRO)
はオススメ出来そうです。
でも
「責任は持たないゼィ〜!ワイルドだろぅ?」
※デメリットとしてはマウントがプラ製の為耐久性に難があるかも?

6 件のコメント:

  1. 完璧に沼にはまってますね。
    私の方はまだ夜になると高熱が出て何も出来ない状態です。
    今日は珍しい仕事で、柱のカーボンファイバーでの補強の試験施工。
    神戸市の設計課の役人を前にしての講習会です。
    最近時々ビィフォーアフターで時々やってる建物の耐震補強。
    私に言わせると25年前からやってた事なのですがね。

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    1. Dさんお身体お気を付け下さい。
      自分の方はなんとか回復しましたが仕事でまたしばらくは撮影には行けそうにありません。

      建築についてはよく分かりませんが四半世紀はDさんが進んでるって事ですね。
      凄いです。

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    2. 多分30年以上前の私が経験した事が今の建築の耐震補強の現状でしょうね。
      でも今では只の糞爺なので、今更と言う感じです。

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    3. 30年前ですか?!
      現在の耐震補強って言っても進化してないって事?
      阪神大震災の教訓は?

      ちょっと恐い話ですね。

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    4. 物事の考え方が変わってしまってどうにも出来ないですね。
      多分私の耐震補強に関する事が先行し過ぎて今頃になってやっと追いついて来たのが現実だと思います。
      はっきり言って私の考えでは阪神淡路大震災の教訓は、事前に地震予知とか補強は無駄だと言う事。
      例えば今回の東北の地震でもマグネチュード9と言われてるけど、次に起こる地震はマグネチュード10かも知れない訳で前もって用意出来る数値では無いですね。
      前もって地震に対する用意をするよりも、起こった後の対処を如何にスムーズに行うかを考えた方が得策と思ってます。

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    5. 自然の力は人間の範疇を超えてますから、
      完全な予知や予防は不可能でしょうね。
      いくら想定しても必ず想定外ってのは起こりますからね。
      dさんの想定は当時には上を行き過ぎてたのが想定外だった阪神大震災によって世の中が追いついてきたって感じでしょう。

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