2012年4月4日水曜日

フロントヘリコイドアダプターセット導入

ボーグ金属鏡筒のヘリコイドはカメラの重みで動きが渋くなるってのは予想はしていましたが予想以上でした(/_;)
通常の組み方だと軽量なEーPL1sでも結構渋くてハッキリ言って許容範囲外です。
普通の一眼だと使い物にならないんじゃ?って思います。

通常の組み方はヘリコイドとカメラの間の鏡筒が長いのもヘリコイドの動きを悪くする要因になっておりこの部分を短縮すればかなり緩和されます。
※短縮した光路長をヘリコイドより前方で延長する必要があります。

ヘリコイドの操作性の悪さが許容範囲外であったので早急に対策する必要があり自分はフロントヘリコイドアダプターセット【7130】を即導入する事にしました。
これは通常ドローチューブの後方にあるヘリコイドを対物レンズの後ろに移設する部品がセットになったモノです。
※80Φ鏡筒の50mm延長筒も付属してくるので先の光路長移設も出来ます。

通常の組み方
FinePix F300EXR
ヘリコイド~カメラまでの距離が長くテコの原理でカメラ重量の影響が大きい

光路長移設仕様
FinePix F300EXR
ヘリコイドからカメラまでの距離を短縮しその分の光路長を対物レンズの後方に移設。
この状態だとヘリコイドの動きの渋さはほとんど感じないくらいまで改善され、望遠レンズセットは本来この仕様であるべきなんじゃ?ってくらいしっくりきます。
元々ドローチューブの操作性自体は意外と良かったのですが、
後方の鏡筒が短縮された事によりカメラを持ってドローチューブ操作ができるようになり手持ち撮影でもドローチューブでピント合わせした方がやり易いかも

フロントヘリコイド仕様
FinePix F300EXR
ヘリコイドが前方になればヘリコイドに掛かるのは対物レンズ重量になり動きの渋さが改善されると共にヘリコイドを操作する手で鏡筒を支えられるので手持ち撮影での操作もミニボーグと同様の感覚でできるようになります。

基本的に77EDⅡは三脚固定撮影と考えているので三脚に設置してみました。
ULTRA REXiL+701HDVに載せてみた。
FinePix F300EXR
FinePix F300EXR
重量が2kg超なのでULTRA REXiLでは少々心許ない気もしますがブレに対してデジスコ程シビアではないので十分実用的です。

しかし77EDⅡは腰を据えての撮影か移動が車の時の使用を考えておりコレを持って歩き回るつもりはないので機動性は無視して我が家最強の三脚
755CX3+KDSマウントⅡに載せてみた。
FinePix F300EXR
FinePix F300EXR
おおお!大迫力!!
総重量5.5kgとまさに機動性を無視した固定砲台といった佇まいに!
何よりKDSマウントⅡの軽い力(指一本で十分)で動きどこでもピタリと止まるフリーストップはなんとも使い心地が良く快適そのものです。
ちなみに三脚固定の場合はヘリコイドは後方にある方が操作しやすいです。
ただしヘリコイド以降の鏡筒の短縮は必須です。

ヘリコイド操作性アップ法
ヘリコイド以後の鏡筒短縮でほぼ改善したヘリコイドの操作性ですがテレコンを使用するとやはりちょっと悪化してしまうので対策してみました。
ヘリコイドMのたわみを除去する対策パーツとしては
ってのが発売されています。
これと同様の効果を使用していないミニボーグ延長筒と100均で買った「すべらせテープ」ってのを使って再現してみました。

ジオマボーグで使用していたミニボーグ延長筒
M.ZUIKO DIGITAL14-42mm+E-PL1s

100均で買ってきた「すべらせテープ」
M.ZUIKO DIGITAL14-42mm+E-PL1s

ドローチューブの内径に合わせてテープを貼りつける
M.ZUIKO DIGITAL14-42mm+E-PL1s

上のをヘリコイドMに取り付ける
M.ZUIKO DIGITAL14-42mm+E-PL1s
あとは元通りに組みつけるのみです。
これが意外と効果テキメンで光路長移設以前の状態でもヘリコイドの動きの渋さがかなり緩和されます。
ヘリコイドMサポートADだとドローチューブ内の植毛紙を剥がさないといけませんがこの方法だと剥がす必要はありません。
使用したのが不要になった延長筒と100均のテープのみなので対費用効果はバツグンです。

4 件のコメント:

  1. やはりフロントヘリコロイドを使いますか。
    私の71FLでもやはりヘリコロイドが渋くて使う気に成れなかったです。
    今日TOMさんともお会いしたのですがアクロマートAFは、課題は残りますがまずまずの結果が得られました。
    それでもやはり手持ちでの撮影はきついかな。

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  2. フロントヘリコイド仕様より光路長移設仕様のほうが実は使い勝手良かったりしました。
    ドローチューブのみでのピント合わせで手持ち撮影もそこそこいけそうな感触です。
    今、NEX-7が入院中でないのでE-PL1sでテレコン有の1400㎜超でもなんとか手持ちでいける感じです。

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    1. と成るとαのピーキング機能が役に立つかも知れませんね。
      やはりAFは考えずに使った方が良いかもしれませんね。

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    2. EVFの性能とピーキング機能がαの強みです。

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