2013年2月17日日曜日

AFアダプター弐号機テスト②

注文していたステップダウンリング(55mm-52mm)が届きました。
01STANDARD PRIME+PENTAX Q

01STANDARD PRIME+PENTAX Q
これでKenko AC CLOSE-UP No.3(以下AC No.3)が使用出来るようになったので AF用レンズを前回使用したキヤノン製クローズアップレンズからAC No.3に変更してテストを行いました。
AFアダプターとドローチューブとの接続は今回もビニールテープぐるぐる巻きです。

まずAFの作動については今回もちゃんと作動。
と言うかかなりの好結果です。
AFは精度、スピードとも前回を大幅に上回る結果でした。
ある程度までドローチューブで距離を合わせる必要はありますが、そこからの合焦スピードは純正のSAL55300の望遠端よりよっぽど速く、精度も同等と言って良さそうです。
更にAF可能範囲が狭い事が幸いし迷った時も戻りが速いので鳥撮りにはこっちの方が向いてそう。
AF性能については現段階でも十分実用的かもしれません。

画質については前回のテストで発生した周辺減光は今回も発生しましたが改善はされています。
減光の原因はケラレですが鏡筒内のドコでケラレが発生しているかは依然として不明。
減光が改善した理由はシステム全体の焦点距離が伸びたからでしょう。
※デジスコで言えばワイド側からテレ側にズームさせた感じですね。
この事からもやはりキヤノン製クローズアップレンズの焦点距離はおそらく240mmだったのでしょう。
AC No.3の焦点距離は330mmなのでシステム全体の焦点距離が伸びた事から周辺減光が改善したモノと思われます。
仮組なので寸法などもまだ測っておらずシステムの焦点距離は把握出来ていませんが、まだ焦点距離が短いのかもしれない。

そして前回背景などに顕著に発生していた円形の歪みも今回のAC仕様のAC No.3ではだいぶ改善されています。
前回のAF用レンズは単玉だったのでしょう。

以下は本日試写した画像です。
家の周りにいる鳥にモデルになってもらいました。

まずはスズメさん
BORG77EDⅡ+α37
ISO200 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
ISO200 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
等倍(長辺1600)

BORG77EDⅡ+α37
ISO160 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
ISO160 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
等倍(長辺1600)
このくらいの精度は当たり前のように出てくれます。
歩留まりもSAL55300以上です。


次はヒヨドリ
BORG77EDⅡ+α37
ISO250 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
等倍(長辺1600)
もぅちょっと解像してほしいところですが光軸も思いっきりズレてると思われますので仕方ないかと


そして猫ちゃん
BORG77EDⅡ+α37
ISO320 SS1/1000


AFの作動に余裕が有りそうだったのでケラレ防止にMC4(x1.4テレコン)を付けてみた。
スズメ
BORG77EDⅡ+α37
ISO200 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
等倍(長辺1600)


暗い場所にいたヒヨドリ
BORG77EDⅡ+α37
ISO3200 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
ISO3200 SS1/1000

BORG77EDⅡ+α37
等倍(長辺1600)

テレコンを付けてもAF作動に問題なさそうです。
速度もそれほど落ちてません。
そしてケラレも更に減少しました。

次は焦点距離500mmのAC No.2なら更に改善すると思うので試す予定です。
※発注済

2 件のコメント:

  1. AFBORG、まだ完成形でないようですが、それでも見事なもんですね。
    次のテストが楽しみです。

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    1. 手間はかかりますがお金も掛からないですからね。
      ボーグの真価はMFでの直焦点って思いますがAF化もダブルテレコンでの超望遠などと同様にボーグの活用法の一つとしては面白いです。

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