弐号機改で実用化も実現して味を占めたのとAFアダプター製作自体が面白くなってきたのもあり四号機も製作してみました。
ちなみに参号機はまだ内径拡大作業中なので未完成です。
四号機開発にあたってのコンセプトはズバリ
「アダプター自体の軽量コンパクト化」
です。
このコンセプトを元にジャンクレンズ仕入れてきました。
今回のベースはコレ
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
MINOLTA AF ZOOM 28-80mm MACROってレンズです。
弐号機改と比べ少し細いのでコンパクトに出来そう。
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
※理想はミニボーグ鏡筒と同径くらいの太さに収めたいところですがそんなジャンクレンズ無さそうです。
ただ特筆すべきはその軽さで、
全てにわたって造りがチープなのでとても軽いです。
そして軽さがチープさに更に拍車をかけてます。
卵が先か?鶏が先か?ですね(^_^;)
現行品で例えるならペンタックスQのレンズをそのまま大きくした感じです。
※分かる人にはそのチープさの度合いが伝わるでしょう。
AF機能の作動チェックの為37に付けてみる。
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
弐号機改のベースレンズをも軽く凌駕する凄まじい不細工さです。
オマケにチープ。
それにしてもヒドイなぁ〜コレ(笑)
。。。。。。
AF作動は問題なしでした(忘)
いよいよ全玉抜き作業へと移ります。
レンズバラシもだいぶ慣れてきたので、
分解もスムーズに。。。
と思いきや速攻で配線を切ってしまいそうになりました。(汗)
このレンズは配線の取り回しが少し複雑でマウントを外すのに手間取りました。
※分かっていればそれも簡単
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
マウントさえ取れてしまえば中身の造りまでチープ(笑)
あまりのチープな構造にもしやと思いラジオペンチで絞りユニットをグリグリやってみると
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
と、取れちゃった(^_^;)
強引にイケそうなのであとはもぅワイルドに
「中玉や絞りユニットをゴッソリ引き抜いてやったゼィ〜」
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
そして前玉に後玉については
「叩き割ってやったゼィ〜!」
※後から分かりましたが前玉はレンズ前のリングを回せば簡単に取れる構造でした。
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
あれ?もぅ終わり?
あとはマウント部分を取り付けて終了♪
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
ピントリングもズームリングも外す必要が無かったので全玉抜き作業にかかった時間は30分ちょっと、、、
しかも構造がシンプル故に内径も広くこれ以上拡げる必要も無さそうです。
ホント弐号機改での苦労はなんだったんでしょう(^_^;)
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
ボーグ鏡筒への接続についてはこのM68.8→65ΦAD【7865】がばっちり使えます。
レンズに【7865】を装着したところ
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
弐号機改に比べて軽量コンパクトにできました。
※写真は仮止めなので3本あるボルトで締め付けて固定してますが軽いカメラならこれでも問題なさそうですがキッチリ接着した方が良いでしょう。
80mm鏡筒に接続
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
【7865】は80mm鏡筒のドローチューブに直接接続出来きるので入手しにくい遊馬製 特注リングも必要無ありません。
四号機での77EDⅡ(AF仕様)完成図
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01STANDARD PRIME+PENTAX Q |
ドローチューブに直接接続した事で弐号機改より短くなった光路長を鏡筒前方で調節する必要があります。
ドローチューブ以降の光路長短縮、軽量化からドローチューブの操作性向上&タワミ対策にも効果があります。
軽量さ、ドローチューブのタワミ対策、純正パーツのみで製作可能、玉抜きの簡単さなどのメリットからAFアダプター自作に
このレンズ(MINOLTA AF ZOOM 28-80mm MACRO)
はオススメ出来そうです。
でも
「責任は持たないゼィ〜!ワイルドだろぅ?」
※デメリットとしてはマウントがプラ製の為耐久性に難があるかも?